医療事務は派遣から

医療業界に就職するためには、資格が必要な職種が多いですが、中には無資格かつ未経験者歓迎の職種があることはあまり知られていません。民間の資格試験を提供している業者がいますが、医療事務の仕事は国家資格が存在せず、無資格でもできる安定した仕事です。医療事務の派遣スタッフとして就業すれば、病院や診療所の受付から医療事務としてメインのレセプトコンピューターの使い方まで初歩から必要なことを一通り教えてもらえるので安心して就業可能となります。

清潔でクリーンなイメージとは裏腹に、医療事務は離職率が高いことで知られていますが、最大の理由として月末の残業が多いことが挙げられるでしょう。病院や診療所では、保険診療費の請求はレセプトコンピューターに入力された診療報酬により請求を行います。1ヶ月分の確認作業を月末から月初にかけての数日間の診察終了後に行なうことになるので、深夜残業が発生する病院も少なくありません。最初からレセプトチェック業務があることを知っていれば、勤務開始時に覚悟出来るものですが、派遣スタッフではなく直接雇用として最初から入ると知らされないことが原因で話が違うとなりやすいわけです。医師を除いて女性ばかりの職場ですから、残業せずに1人だけ帰宅すれば何を言われるか分からない状態となるので、離職に繋がってしまうでしょう。派遣スタッフとして入り、病院の雰囲気に馴染めれば、契約期間終了後に直接雇用へと切り替えることが可能です。