定年退職後の医療従事者について

医療の仕事は病院が中心となり、福祉・介護などと大きく連携して取り組んでいく仕事です。仕事には、資格を持った者であることの自負があり、仕事に対してのやりがいもあります。現場では、多くの知識を活かして、仲間と共に問題に取り組んでいきます。そのため医療は、人間関係が重要です。また患者さんとその家族に対してのケアが必ず必要になります。多くの面で、その方々からの想いを受け、仕事に励みますが、そんな現場で働くことに区切りをつけるのが退職です。退職理由は様々ありますが、今回は定年に関する退職について話をしようと思います。そのためここではその他の退職理由については触れませんが、どのような理由で退職しているのか気になる方はコチラのサイト(こんな理由で医療職を辞めました)を読んでみると良いでしょう。

医療職は、現場でのやりがいが大きかった分、喪失感も大きく現れてしまいがちです。退職を考える時は、早期退職・再雇用などを踏まえたこれから先を、どうするか考えることになります。多くの方が、長い時間をかけ、解決のための方法を探します。最後の一日まで勤め、そこから再雇用として勤めるには、給与の差額がとても大きくなります。また、早期に辞めてしまう場合は、一時金は大きくなりますが、年金受給まで期間がずいぶん空いてしまいます。

特殊な職場での経験を、そのまま活用できる職場を見つけ、そこで働くことが、自分にとって負担なく働くことができる道です。なかなか探せない場合は、同じ職場での再雇用を考えることになります。再雇用は、正社員ではなく、準社員の扱いになります。そのため、職場での責任問題などで、トラブルになる場合も少なくありません。それでもそこで働くのは、仕事に対してのプライドとやりがいが大きいからなのです。